「Excel でピボットテーブルが作成できないんですけど……」という相談を受けました。ふつうにピボットテーブルを作成しようしているだけなのに、下記のエラーが出て進まないとのこと。
「データソースの参照が正しくありません」 ということなのですが、集計元の表を見ても特に問題はなさそうです。その場合に考えられる原因を2つ挙げてみます。
「データソースの参照が正しくありません」の原因
1.ファイル名が関係しているかも
データソースの参照が正しくないと言われると、集計元の表がおかしいのかと思ってしまいますが、この原因には「ファイル名」が関係している可能性があります。
※Excelの場合は正しくは「ブック名」ですが、ここではファイル名としておきます。
ファイル名の何が問題かというと、角カッコ [ ] がある場合です。
例えば次のようなファイル名だった場合、上記のエラーが出ます。
- 売上管理[001].xlsx
問題となるのは、売上管理[001].xlsx ←の赤い部分。この角カッコがあるとダメです。
これについてはMicrosoft のページにも記載があります。
Microsoft のページ「Excel ピボットテーブルのエラー “データソースの参照が有効ではありません”」
名前に角かっこを含む Excel ブックを開くと (例: “foo [1]”)、ブック内のデータを使用してピボットテーブルを作成しようとすると、次のエラーメッセージが表示されます。データソースの参照が有効ではありません。
Microsoft サポートページより
売上管理(001).xlsx のようにすれば問題なくピボットテーブルを作成することができます。
日本語でカッコを使うときは、( )←のかたちのほうが多いかもしれないので、ファイル名でこの角カッコはあまり使わないかと思いますが、英語なんかだと使うことがあるようです。
ですので、もしピボットテーブルの作成時に「データソースの参照が正しくありません」というエラーが出たらファイル名を確認してみましょう。
2.CSVファイルかも
別の原因としては、CSVファイルのままピボットテーブルを作成しようとしていることが考えられます。CSV形式のファイルをExcelで開いてそのまま作業していると、ふつうにExcelで操作している感覚になって気づかないケースもありますね。
その場合はExcelファイルの形式で一旦保存してからあらためてピボットテーブルを作成すれば、問題なくできるはずです。
ちなみに、Microsoft の説明文の中では、ファイル名の例が “foo [1]” という名前になってます。この foo というのは、プログラミングをする人が仮のプログラムなどで適当な言葉を入れるときに使う単語です。日本では hoge というのがあります。hogehoge という場合もあります。といっても hoge も特に意味はなく、適当な言葉を使っているというだけです。
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