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PowerPoint のセンスとは

PowerPoint のセンス

PowerPoint での資料作成について話をしていると、よく ”センス” という言葉が出てきます。

「センスがよい」とか「センスがイマイチ」などと言ったり、「自分にはセンスが無いので難しい」なんていう声を聞くこともよくあります。

センスが無い、という言い方をするとき、その ”センス” というのは「持って生まれたもの」というニュアンスが多くあります。天から授かった才能みたいな感じです。

「自分にはセンスが無いので……」と言うときは、ほとんど諦めている状態になっていることが多いですよね。


センスは身につけられる?

センスというものが持って生まれた才能でしかないのであれば、それを後天的に身に付けることはできないという話になります。

たしかに美術や音楽などの世界で名を残すような人は、そういった特別な才能があるのかもしれません。

でも、たかだか PowerPoint のスライド作成にそこまでの才能が必要だとも思えません。

PowerPoint の資料作成には持って生まれた才能は必要ではない、と考えると 「自分にはセンスが無いので難しい」なんて言って諦めなくてもいいわけです。

ここまででお話ししている ”センス” というものは、誰でも身につけることができるものだ、と考えていきましょう。

センスを身に付けるために

じゃあどうやって身に付けるのか、というと、主に下記の2点がポイントになります。

資料作成やデザインにおけるルールを学ぶ

まず、ルールを学ぶという点ですが、これは書籍などもたくさんありますし、インターネットでちょっと調べたらたくさん出てきます。そしてそれらに書かれているポイントのうち、ベーシックなルールは当然ながらほとんど同じ内容です。

そのベーシックなルールとは、フォントや配置を揃えて統一感を持たせるとか、色を使いすぎないとか、余白を取るとか、そういったものです。それほど難しいものではありませんので、基礎を学んでいきましょう。

こういったルールを守って作れば、少なくとも「センスの無い資料」になることはありません。

逆に言えば「センスが無い」と言っているのは、ルールを守っていないだけです。そういう意味では ”センス” ですらないのですが。。

デザインについても基礎を学ぶことが大切です。

「センスのある資料」を多く見て、真似る

イマイチな資料を見ても別にイマイチと思わない人もいます。イマイチかどうか分からないのは、デザインのルールを知らないこともひとつの要因ですが、資料を見る機会が圧倒的に少ないのだと思います。そのため、何がよくて、何がイマイチなのか分からないのです。書籍でもインターネット上でも、他人が作ったいろいろな資料を見ることはとても大事です。

そして良いと思ったところは真似していくことです。「図が分かりやすい」とか「色がきれい」とか、あるいは単に「かっこいい」でも構いません。どんな感じで図解しているのか、どういう見せ方をしているのか、良いと思ったところを真似していきましょう。

センスは「磨く」もの

ルールを学び、たくさんの資料を見て学んでいくことで、「センスのある資料」を作れるようになっていきます。

このことは、例えば「ファッションセンス」なども同じです。

洋服が好きで、インターネットや雑誌でたくさんのおしゃれな人の写真を見たり、街を歩いている人やお店の店員さんを見たりして真似していく、その中にはコーディネートの基本的なルールなどもあるかと思います。

特に学んでいるという意識はないかもしれませんが、そうやっていろいろ見て、読んで、試してきた結果、「あの人は服のセンスがいい」と言われたりするわけです。

センスというものは持って生まれたものだけではなく、学んでいくことで「磨く」ものと言えます。

「自分にはセンスがないから無理」と考えずに、磨くことができるということを理解し、学んでいくのがよいと思います。



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